アルミ鏡面板

ガラスの鏡とアルミの鏡

1日に数回は必ずと言って良いほど目にしているものがあります。それは「鏡」です。

朝起きて顔を洗う時、お化粧をする時、髭を剃る時、洋服のコーディネートを考える時などなど…。

そんな鏡はどうやって作られているのか知ってますか?実は一般的な鏡は、ガラスを使って作られています。

ガラスの表面に銀メッキ加工が施されており、その加工によって鏡にいろいろなものを映し出すことができるのです。

しかし、最近はガラスを使用していない鏡も増えてきました。アルミミラーなどの鏡面材と呼ばれるものです。

 

アルミ鏡面板の強み

アルミ板の中にも、アルミ鏡面板と呼ばれる鏡のようなアルミ板が存在します。

アルミミラーの良いところは「割れない」という点です。

ガラスを使用している鏡は、落としたり何かをぶつけるなどするとすぐに割れてしまいます。

しかし、金属であるアルミは、衝撃によって凹んだり傷が付いたりすることはありますが、パリーンッ!と割れて破片が飛び散るようなことはまずありません。

そのため、太陽光発電の際の反射鏡や、家具、インテリアなど「割れては困る部分の鏡」として、さまざまな用途で使用されているのです。

ちなみに、アルミ鏡面板ならではの強みは他にもたくさんあります。

たとえば、アルミミラーはガラスミラーに比べると「軽い」という強みがあります。

持ち運びに便利なだけでなく、万が一落下したり倒れたりした場合にも被害を少なく抑えることができます。

大型のミラーとして使用する場合も、重量を軽く抑えることができるので、使用場面が広がるでしょう。

壁に取り付ける場合なども、ガラスミラーは金具でしっかりと取り付ける必要がありますが、アルミミラーなら両面テープで済む場合もしばしばです。

ただし、ガラスの鏡と比べると、アルミ鏡面板は柔らかいです。傷がつきやすかったり、歪みやすいといった欠点があります。

そのため、しっかりと姿を写したい姿見などには不向きです。

ただし、最近は技術の進歩によって反射率の高いアルミ鏡面板も増えています。