アルミの切断

 

 

アルミの切断

軽くて加工がしやすいという特徴を持つアルミ素材。

個人でもDIYを楽しむためにアルミ板を切断したり、折り曲げたりといった加工をする人もいるかもしれませんね。

工業用に使われるような大量のアルミ板やアルミ棒などの場合は専用の機械を使ってのアルミ加工を行なう必要がありますが、薄いアルミ板を直線で切断するのであれば、普通のカッターナイフなどで何度か切りすじをいれることによって切断することもできるそうです(ただし、カッターナイフはだいぶ消耗してしまいますが…)。

大量に部品を作ったり、分厚いアルミ板を切断しなければならないような場合には、アルミ加工の専門業者に依頼してアルミ切断や折りまげといった加工をしてもらいます。

 

専門業者によるアルミ切断

アルミ加工の専門業者で行なわれる加工は、業者によってさまざまな方法があるようですが、

切断加工にはシャーリングやソー切断、タレパン加工といった方法があります。

シャーリングというのはシャーリングマシンという専用の切断マシンを用いて行なう切断方法のことで、板金加工では多く使われている手法です。

シャーリングマシンの上下につけられた刃が板をスパッと切断してくれるので、板を一定の幅、あるいは所定の幅や長さに切り出す際などに使われます。

ソー切断というのはアルミ板に対してソー(切断刃)が切り込んでいく切断方法です。

電動糸ノコのようなマシンで職人が手作業でソー切断をする場合もありますが、このごろはほとんどがすべてオートメーション化されているため、板をマシンにセットするだけで複雑な形状も自動的に切断することができるといいます。タレパン加工というのは「タレットパンチプレス」というプレスマシンを使って行なわれる切断加工で、

イメージ的には切断というよりも、打ち抜くといったほうが近いかもしれません。

タレパン加工ではいくつかの基本的な金型を組み合わせて連続してプレスを行なっていくことによって希望のアルミの形へと加工していきます。